これは、寄付という概念から外れますが、住民登録(住民票)がある自治体ではなく、他の自治体へ住民税の納付を振替えるもの。振替えられた自治体はラッキー!ということで、返礼品を用意してふるさと寄付金(住民税を収める地の振替)を集めることに躍起です。返礼品には、いまや街中では入手困難なトイレットペーパーや布製・紙製マスクなどもあります。
本来、住民登録は、生活の本拠地である自治体にするもの。住民税はそこで暮らすうえで消防、医療、道路、公園、公共施設、保育、教育etc…に必要な「まちの会費」として賦課されるものです。(ご縁カウンセラーはもと自治体職員です。)
転勤、単身赴任、週末婚、進学のための一人暮らしなど、人々の住まい方が多様で忙しく、住民登録地と生活の本拠地が異なっている人は多くいます。「ふるさとに寄付をする」趣旨で始まったふるさと寄付金制度ですが、ネットショッピング、お取り寄せの感覚で、“ふるさと”ではなく“欲しい品物を用意してくれる自治体”へ寄付するのが現状です。
この頃は紙類や除菌グッズがなかなか店頭に並びませんね。
私は3月に、自宅のトイレットロールが残り2巻となった時点でようやくドラッグストアで買うことができ、それまでヒヤヒヤしました。もうこんなのはごめんだと、ふるさと寄付金でトイレットロールを返礼品としている自治体に寄付しました。けれど、なかなか届かない…!
4月、またも残り2巻となった日、ようやく段ボール一箱分のトイレットロールが届きました。
はぁ、良かった。
こんな時、シリア※1の人たちは強いですね。アラブ式トイレでは、ペーパーは使用しませんから!
お水(ホース)と石けん、以上。
※1 ご縁カウンセラーは、2007年~2009年にシリア・アラブ共和国において国連プロジェクトに参加していました。
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